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[3] コリトル koritoru@r9.dion.ne.jp 2006 1/25(水) 00:53:53
「エコノミークラス症候群・その3」
<エコノミークラス症候群を予防するには!?>
① Gパンなど体を締めつける服は避けて、ゆったりした衣類を身につける。(弾性ストッキングは血行を促進する為効果的です。)
② 靴を脱いでスリッパに履き替える。(靴による足底部の圧迫は血行増進の妨げになる。)
③ 5時間で1リットル以上の水分補給をする。(アルコール、カフェインは利尿作用があるので控える。)
④ 以下の運動を1時間に1回は行なう。
・ 両肩をすくめて息を吐きながら肩をゆっくり落とす。
×5セット
・ 息を吐きながら頭をゆっくり右肩に傾ける。
(左肩側も同様) ×3セット
・ 両足を揃え床におき、息を吸いながら両膝を胸の方にゆっくり引き上げる。
(上半身は動かさず、膝を引き上げる。) ×3セット
・ つま先やかかとの上げ下げをする。
(片足づつでも両足揃えてでも可) ×10セット
次回は「変形性膝関節症」についてです。
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[2] コリトル koritoru@r9.dion.ne.jp 2006 1/25(水) 00:51:53
「エコノミークラス症候群・その2」
<何故エコノミークラスに乗っている人が多いのか!?>
ファーストクラスやビジネスクラスに比べてエコノミークラスの座席間隔はあまりにも狭く、体の動きも制限されるためです。
<エコノミークラス症候群にかかり易い人とは!?>
① 下肢静脈瘤のある人。または下肢の手術を受けたことのある人。
② 悪性腫瘍、深部静脈血栓症になった事のある人。
③ 凝固機能に異常がある人。
④ 妊娠中や出産直後の人。経口避妊薬を使用している人。
⑤ 肥満者、高齢者、低身長者、喫煙者。
⑥ 外傷のある人。特に下肢をぶつけたりして下肢の血管が損傷を受けている人。
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[1] コリトル koritoru@r9.dion.ne.jp 2006 1/25(水) 00:50:04
「エコノミークラス症候群・その1」
<エコノミークラス症候群とは!?>
飛行機以外でも長距離列車、長距離バス、長距離船舶、観劇、パソコンなどで長時間一定の姿勢を続けていると同様の危険があります。
エコノミークラス症候群とは旅行中に起こる「深部静脈血栓症」に伴う「急性肺動脈血栓塞栓症」の事で、「旅行血栓症」と言う用語もあります。
<何故飛行機内で起こるのか!?>
① 長時間座ったままでいる為、下肢を圧迫し下肢静脈のうつ滞を起こし血栓ができやすくなります。(特に一度もトイレなどに席を立たなかった人は運動不足で血栓ができ易くなります。)
② 機内は常に空調されている為、乾燥(機内温度は24℃前後で湿度は飛行時間が長くなると、10~20%以下に低下)しているので、体内から1時間に約80mlの水分が蒸発し、血液粘膜が上昇します。
又、アルコールやコーヒーを摂取する事により利尿作用が起こり、より脱水状態になり易くなります。
③ 機内の気圧と酸素濃度の低下により体調を崩し易くなります。
これらが引き金となり血の塊(血栓)ができ、血管壁に付着します。飛行機が目的地に着陸し席を立つと、長時間圧迫されていた下肢の静脈に付着していた血栓が、急激な血流により血管壁から剥がれます。その血栓が静脈の流れに乗って肺に飛ぶことにより、肺の血管を閉塞(詰まらせる事)させ、「急性肺動脈血栓症」が起こります。
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